4月の21日〜29日まで、南アフリカのケープタウンへ行ってきました。
日本から直行便はなく、私はシンガポール乗り換えの飛行機で行きました。搭乗21時間、乗り換え含めて片道24時間の距離。その目的は、野生のケープペンギンを見ることでした!
野生のケープペンギンは、ケープタウンの中心部から車で1時間ほど離れた、ケープ半島にあるボルダーズビーチという場所で見られます。そのためのツアーはたくさんあるのですが、大抵近くにあるもう一つの著名な観光地の喜望峰とセットになっていて、どれくらいゆっくりペンギンを見ていられるのか疑問でした。過去にボルダーズビーチを訪れた方のブログなどを拝見すると、レンタカーで行くのが良さそうだったので、夫に国際免許をとってきてもらい(私は車の免許を持っていないので…)私たちはレンタカーで行くことにしました。
海岸沿いの道を走っていると、さらに海側に線路が。この電車から景色を見たらさぞ素敵だろうなと思います。ただ、今のところは駅や電車は治安が悪く、あまり観光客が使うのは推奨されないようでした。
ボルダーズビーチは1982年に最初のカップルがやってきてからコロニーが育ち、今では国立公園として公的に保護されています。残念ながらケープペンギンはレッドリストに入っていて、減少が心配される存在ですが、ボルダーズビーチに限ってはその数は増えているそうです。
ボルダーズビーチでは、人間や人間が飼う犬などがペンギンの生活を脅かさないよう、入れるエリアが限定されています。しかし、ペンギンたちは自由に国立公園から隣接するビーチへ出かけることができます。
駐車場から近くだったこともあり、私たちはまず隣接するビーチ、Water’s Edgeへ行きました。
国立公園の中では人間は木製の遊歩道からケープペンギンたちを見ることになりますが、運よくここのビーチにペンギンが来ているときは、何の仕切りもないので一緒に泳ぐこともできるそうです(気温20度くらいなので水温はかなり冷たいとは思いますが)。
駐車場のおじさんに「その道をまっすぐだよ」と教えてもらい進むと、行き止まり???
そうしたら、近くで作業していたお兄さんが左の入り口から入るんだよと教えてくれました。南アフリカへ行ったというとまず治安を心配されますが、基本的にきちんと仕事をしている地元の黒人さんたちはとても穏やかで親切な印象でした。
本当にここにペンギンがいるのかなと思いながら中へ入ると、砂浜にペンギンの足跡が!!
テンション爆上がりでした。石膏を持って行って、型を取りたかったです(笑)。
ただよく見ると、ワンちゃんの足跡も。この時もビーチでマダムが大きなワンちゃんと遊んでいました。
ペンギンたちはいないかなと諦めていたのですが、よく見ると石の上に2羽いました!
最初に見た野生のペンギンたち。カップルでしょうか? ここにいてくれてありがとうという気持ちしかないです(笑)。
その後しばらくして、茂みの中へ消えて行きました。