まだまだ復興途中の熊本へ


熊本の震災から丸1年となる4月14日に、たまたま取材で熊本へ行くことになりました。

その前日あたりから、テレビのニュースでも熊本の震災から1年というトピックが取り上げられるように。
倒壊したままの家屋の前からの中継で、いまだ仮設住宅暮らしの方も多くいるという報道内容でした。

最近は熊本の震災に関する報道も少なくなっていたので、正直もっと復興しているものかと思っていたので、そんな状況すらきちんと知らなかったことを大変申し訳なく感じました。

取材の次の日が土曜日のこともあり一泊の予定だったので、こんなタイミングで来たのも何かの縁かなと思い、15日は震災後の状況を見てみることにしました(他の場所にも行きましたが、それは別エントリーで)。

Kumamoto Castle 熊本城

震災時に石垣が崩れる様子が大きく報道された熊本城は、城内の見学は中止していて、外側から見られるだけになっていました。まだまだ震災当時のままの場所が多く、映像で見ていたはずなのに、肉眼で見るたびに驚きます。

熊本城 Kumamoto Castle
大天守、小天守は、5月頃から再建工事のため足場やシートで覆われ、2019年1月頃まで見られなくなってしまうそうです。

熊本城 Kumamoto Castle

近くで見ると石垣の石一つひとつもとても大きくて、これだけの構造物が崩れるほど大きかった地震の怖さを感じます。

お城以外の場所でも、瓦屋根にブルーシートをかけている家屋や神社などをちらほら見かけました。取材先の方にも震災時の話をうかがいましたが、室内の物がみな倒れ、水も止まり、市内中心部も大変な状況だったそうです。

また、地元の動物園は大半の動物が他の動物園へ疎開していて、いまは数種の動物だけで週末のみ無料開園している状況です(詳しくは次のエントリーで書きます)。

被害の大きかった益城町は、熊本市内から熊本空港へ行く途中にあるので、帰りはタクシーにして運転手さんに立ち寄ってもらいました。

屋根や外壁、窓ガラスなどが崩れ、ブルーシートやテープで補修したままの建物が多くありました。運転手さん曰く、車が家の下敷きになっていたりと倒壊した建物が昨年末頃までたくさんあったけれど、いまはその多くが更地になっているとのことでした。更地になっただけということは、まだ元の生活に戻れていないということですよね。

熊本の方に震災の話を聞いてみると、みなさん「ぜひ益城町を見ていってください」と言われました。街が普通に回っているだけに、もう復興は終わったと思われることが多いようです。

いまもまだ熊本は復興途中である状況を知っていなくてダメだったなぁという自戒のためと、他にもこういう状況だと知らない方がいたらと思い、ここでは震災の爪痕が残る場所ばかりを紹介しました。

でも熊本では、美味しいものを食べたり、楽しい思いもしていますよ。ただ遊びに行って現地でお金を使うという貢献の仕方も良いのかなと思います。