日本民藝館展へ



日本民藝館が主催する毎年恒例の公募展、「日本民藝館展」へ行ってきました。


昨年も見に行って、公募展に応募ということもしてみたいなぁなんて思っていたのですが、何もせずにあっという間に1年経っちゃいました。。。。この公募展、陶磁器のみならず、ガラスや織物、和紙、竹細工など幅広い分野の作品を扱っているので、総合グランプリである日本民藝館賞を取るのはかなりハードルが高いと思います。今年は、織物の方が受賞されていました。

日本民藝協会賞は「協力制作の成果の著しい作品」とのことで、ちょっとどういう賞なのか理解できないのですが、次に続く賞が、奨励賞。全部で10人くらい選ばれていたでしょうか。その中で、陶磁器は磁器作品を出品されていた、石飛勲さんのみでした。ガラスも吹きガラスの方お一人のみでしたし、各分野の中で一人くらいしか入れないのではないかという狭き門です。

ちなみに、前回の応募内訳と総数が、雑誌「民藝」に出ていました。総出品者数286名、総制作者数377名、総出品点数1,625点。出品者と制作者の名前が違うものは、弟子と師匠ということなんでしょうか? とりあえず制作者数の方で制作点数の平均を出すと、各4.3個ずつという感じです。6点以上で出品料が上がるので、5個以内の人が多いのかもしれません。その中で陶磁器については、出品者数73名、制作者数109名、出品点数781点となっており、審査結果は入選103点、準入選345点、落選333点でした。

日本民藝館展が素敵だなぁと思うのは、なによりも入選作品は現場で購入予約をすることができ、準入選作品や数の多い入選作品はその場で買ってかえることができるという工芸作家の活動を支援するような仕組みです。しかも、値段もけっこう手頃なんです。さすが、民藝を提唱しているだけあります。つまり、この販売に至るところまでを目指すとすると、倍率2.2倍になります。前々回よりも前回の方が応募数が増えているようなので、倍率は年々上がっているのかもしれません。やっぱり出せば並べてもらえる、というわけではないんですねぇ。。。きっと器コレクターやそれに関わるご商売の方は、毎年チェックされているんじゃないでしょうか。

良いなと思うものは、みんな予約済みの札が付いていました。かわいらしい1合壷が1,000円前後でいくつかあって、このクオリティとこの値段なら私も欲しかったなぁと思ったのですが、買い物目当ての場合は、初日の開館時間から来ないとダメですねぇ。来年はそうしたいと思います。

これは素敵なのに、と思う練り込みの作品を数点出品されている方がいらして、まったく買い手がついていないのがとても不思議だったのですが、他の作品より圧倒的に価格設定が高いせいかなと思いました。大鉢などは5ケタいっていたりしますが、ちょっとしたボウルみたいなサイズでは、たいてい数千円の中、その練り込みは1万円くらいしていたのです。

実は、毎年3月に行っていた教室での展示会が、来年秋に展示のみでの開催になりそうなのです。きっと、より多くの方に見てもらえやすい場所にするのだと思うのですが、販売ができないとなると出品のしがいがなくて残念です。いま、教室の方に、販売を希望する人たちだけ集まってギャラリーを借りるなり、クラフトイベントに参加するなり何かできないかを考えていただいているところなので、他にも希望者が集まればいつもよりもいい形で販売の機会を持つこともできるかもしれませんが。

まぁそんなこともあり、いよいよ公募展を目指してみようという気持ちときっかけが整いました。いま1つ、これは!という公募展に目をつけていて、年明けはそこに向けて燃えるつもりで、アイデア出し中です。プロの方もたくさん応募してくる公募展なので、そうとうハードルは高いかと思います。でも落選したから意味がないとかではなく公募展のためと思うと自分の努力のレベルが一段上がるので、きっと上達しやすくなるんじゃないかと思うのです。しかもこちらの公募展は、ちょっとぶっ飛んだデザインが良しとされるのも、魅力的なところです。

先述の民藝館展は、わりとオーソドックスなデザインを上質な技術で作り上げるような性質のものなのですが、これはこれで、来年こそは参加してみたいものです。こっちもプロばかり出品してくる中の2.2倍はハードル高いでしょうが。せかっく学んでいるのだから、目標はあったほうが楽しいですよね。


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2 thoughts on “日本民藝館展へ

  1. 来年は奨励賞めざして、がんばってくださぃ! 

    食卓用にはシンプルな器が1番ですよ? 

    って言っても無地でシンプルな物が1番難しいんですがね。 

    がんばってください!

    1. わ! 石飛さんご本人からの
      コメントなんて、恐縮です。

      まだまだまだまだ奨励賞なんて目指せるほどの
      実力はありませんが、
      ダメもとでチャレンジだけでも
      してみようと思います。

      シンプルなものって目先のアイデアでごまかせないし
      なんとなくで作るとただのつまらない
      お皿になってしまいそうですし
      本当に難しいですね。。。。。

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