豪州旅行記4:セキセイインコ


Budgerigar

オカメインコを見に行けば、セキセイインコもたいてい同じ場所にいるようです。

野鳥観察では鳴き声が発見の手がかりになりますが、オカメの「ピューイ」という優しい鳴き声は耳にとまりにくく、ガイドさんの探鳥慣れした耳がないと見つけられなかったのではないかと思います。

しかしセキセイが飛ぶ際に放つ「ジジッ」という鳴き声は、素人でもすぐに気がつきます。

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セキセイインコ

チャネルカントリー初日には何度もその声を聞いたものの、空を飛んでいるか高い木の上に止まっているかで、遠くからしか見ることができませんでした。

セキセイインコ

宿泊したオートキャンプ場での翌朝、ふと見ると目の前の柵の上にセキセイが! 向こうも後ろに人間がいてギョッとした、みたいな表情をしています(笑)。

樹洞で子育てするセキセイインコ

それでも、近くにずっと留まっているなぁと思ったら、すぐ脇の木の樹洞で子育て中でした。

セキセイインコのヒナ

よく見ると、中にヒナがいるのが見えます。

営巣中のセキセイインコ

隣の木でも営巣中でした。

セキセイインコ

仲睦まじい、ご褒美すぎる光景です(笑)。

樹洞の中から鳴き声がするなぁと思ったら、ここにもヒナが。もう夕方だったのに近くに親鳥の姿がなく、天敵に声が察知されないか心配でした。

樹洞から出てくるセキセイインコ

人間の胸の高さくらいの樹洞から出てきた子も。

人口600人しかいない街だし、現地の人はスズメ感覚であまり気にしていないので人間は悪さしないかもしれませんが、トカゲなどが登ってこないかとこちらも心配になりました。

インコの世界も、よい物件に暮らすのはそう簡単なことではないようです。

水を飲むセキセイインコ

セキセイはオカメと違い、水場に迷いなくサッとやってきてすぐに飲んで去るので、シャッターチャンスは一瞬です。

Budgerigar

羽繕いしているところ。

寝るセキセイインコ

寝ているところ。野生の子の気を抜いている姿はかなり萌えます。

補食中のセキセイインコ

基本的にそれまでは水場周辺で探鳥をしていたのですが、チャネルカントリーの最終日にはガイドさんが「鳥たちがあっちに飛んで行くので行ってみましょう」と陸地を進んで行き、補食スポットを見つけました。地面にいるとけっこう目立たないです。ちょっと虫っぽい(笑)。

スピニフェックスというイネ科の植物だそうです。こういうものを普段食べているなら、シードが好きなわけです。

Budgerigar Tree

セキセイの原種は鮮やかな緑と黄色ですが、葉の生えている木に止まると葉に紛れ、葉がない木に止まっても彼ら自身が葉に見えて、自然のカラーリングってよくできているなぁと思いました。

A Flock of wild Budgerigars flying
統率のあるセキセイインコの飛翔

空を飛ぶセキセイの姿は、群れで統率の取れた動きで圧巻です。

なかなか追いきれていませんが、動画でも撮影してみました。

ただこれで300羽くらいの群れだそうで、ネイチャー番組で見るようなイナゴ状態になる数ではなかったです。

乾燥していて小さな水場に分散しているのと、営巣中のペアが群れを抜けているので、数が多くないのだそうです。

これだけいれば、もっとペアが生まれるのでは?と思ったのですが、相手がいるだけではなくて、樹洞が見つからないと営巣できないのだとか。

人の胸の高さの多少リクスの高い場所でも、樹洞をゲットできただけ良い方みたいです。世知辛いですが、そうやって個体数が多くなり過ぎない仕組みにもなっているのかもしれませんね。

営巣中のセキセイをたくさん見られて、人生で最も多く「樹洞」という言葉を聞いた数日間でした。

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