豪州旅行記2:内陸の砂漠地帯、チャネルカントリーへ


時系列でいけばケアンズ旅行が先になるのですが、今回の旅のメインはバードウォッチングなので先にそちらの記録をまとめていきたいと思います。


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向かう先はケアンズから飛行機で2時間のマウントアイザ。Skytransという航空会社で、早朝6時半のフライトでした。(※追記:Skytransは2015年1月に運行停止しました

ガイドさんとの待ち合わせは、「マウントアイザ行きに乗る日本人なんてほとんどいないので、日本人というのを目印に会えるでしょう」ということでなんなく落ち合えました(笑)。
Skytransのプロペラ機
空港でチェックインをしたあと、その受付をした係員さんが全員を歩いて飛行機のもとまで先導し、数十人乗りの小型プロペラ機に乗ります。

オーストラリアは国土がものすごく広いですが内陸は広大な砂漠地帯なので、人が住んでいる都市があるのは、ほとんど沿岸部です。飛行機から風景を眺めていましたが、マウントアイザへ着くまでは何もない砂漠地帯でそこだけぽこっと街があるといった感じでした。

Mount Isa
空から見ると川がたくさんあるように見えますが、高度が下がると、それらに水が流れていないことに気づきました。

鉱山の街
マウントアイザは炭鉱の街で、その中心で煙をもくもくと出している鉱山の煙突が印象的です。空港でレンタカーを借りたら、チャネルカントリーと呼ばれる周辺の砂漠地帯を300kmほど移動します。街から少し離れると道幅が1.5車線ほどになります。対向車が来たときは、お互い半分路肩に出てすれ違います。

ロードトレイン
ロードトレインと呼ばれる、電車のように何両もの車両を連結したトラックが来たら対向車の方が避けます。

少しは緑のある砂漠
風景は、どこまでも延々と平地の続く赤土の砂漠地帯に。最初はそれなりに木や草があります。頻繁に竜巻を目撃しました。

Australian desert
走り進めるごとに植物は減り、火星のような何もない大地になっていきます。この日は風がなかったので、途中車外に出てみると、まったくの無音。こんなに音がしない世界にいるのは初めての経験でした。そんな場所でシャッター音を響かせてしまったとき「神様自然様、俗世間の人間が失礼をして申しわけありません!」みたいな、なんとも言えない気持ちになりました…。

砂漠の風車
周辺の土地は、空き地なのかと思ったら、みな持ち主のある牧場なのだそうです。道を走っていくと、ときどきグリッドが出てきてガガガガっとなります。牛などの家畜が渡れないように地面にボーダーの溝を作ったものです。与那国島へ行ったときも同じようなものがあり、そこではテキサスゲートと呼ばれていました。

このグリッドが牧場の持ち主が変わる境目になるのですが、一つの牧場が東京ドーム何個分というレベルの広さがあるのではないでしょうか。その土地の中にそれぞれ家があるようなのですが、道路から離れたところに作っていることが多いそうで一見すると人の気配はありません。牛たちのお世話は、基本的にはまったくしないそうです。そのため、勝手に繁殖して増えたり勝手に行き倒れて減ったり。所有者が決まっているだけでほとんど野生牛のような状態です。

オージービーフに脂身があまりないのは、こうした草も水もロクにない土地で生き抜いているからだそうです。わたしはてっきり、オーストラリア人は赤身肉が好きなのかと思っていました。牧場主は出荷のときに牛を捕まえるだけなので、手間暇かかっている日本の牛肉と違って安価で売られているわけです。考えようによっては、魔改造とも言えるような品種改良をしたり科学的な飼料を使ったりしていないから、ナチュラル志向とも言えるのかと思ったら、本当にそれを売りにしている会社がありました。

ガソリンスタンド
マウントアイザから150km地点に小さな街があり、そこのガソリンスタンド兼ファーストフード兼コンビ二のようなお店でランチを取り、さらに150km進みます。15時ごろ、目的の街に到着しました。初日の宿となるオートキャンプ場にチェックインします。

ごついキャンピングカーがいっぱいで、テント泊は少数派のようです。シャワーやトイレもあるし、なんと7ドルで電源が使えるオプションまで付けられました。他のお客さんはPCなどの電化製品を持参していたり、ただそこで編み物をしているご老人がいたりと、私がイメージするキャンプとは大きく違っていて驚きました。

写真には撮れませんでしたが、子連れエミューがキャンプ場の中を歩いていたのは、興奮しました。

カンガルー
カンガルーもいました。

実はこのときまでに、私たちは旅の目的をクリアしてしまっていました。とっくにオカメインコを目撃していたのです。


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