「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」へ


今日は取材帰りに、東京ステーションギャラリーでの「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」を見てきました。

アラビア製陶所の専属アーティストだった方です。


「結婚式」

50年のキャリアの中で最初は普通に掻き落とし技法などで絵付けをしているという感じなのですが、その後の鋳込みで成形し、釉薬で彩色しているあたりの作品がとてもよかったです。


「果物の皿」

下絵や上絵は嫌いではありませんが、個人的には、やっぱり陶芸は釉薬で色を出したいなという思いがあり、彼女の作品を見て、釉薬でももっと自由にいろいろやりようがあるなと思いました。

アラビアでは彼女のために釉薬が200色も開発されていたそうで、なかなか市販釉薬では見ない絶妙な色味のものも多く素敵でした。

鋳込み成形だと同じ形のものをいくつもつくれるわけですが、釉掛けが同じものは二つとなかったそうです。


「ライオンに化けたロバ」という作品は、多色づかいのものとモノトーンのものがあり、ここまで大きく印象が変わるのかと驚きました。

また、初期の頃は鳥をモチーフとした作品も多かったです。

「無題」


「鳥」


「ついばむ鳥」


「鳥」

その後のどんどん抽象的でミニマルになっていく作品もおもしろかったですが、インハウスのデザイナーでこんなに自由度の高い作品作りができるというのは、どんな働き方(会社内での立ち位置)をしていたのだろうという点にも興味津々でした。